コロナ鎖国時代 海外の旅の案内人たちは?0422版

レポート2020/04/22

コロナ鎖国時代 海外の旅の案内人たちはどうしてる?
リボーンで繋がりのある海外在住の案内役の皆さんから返事が届いています。

【リボーンニュース4月22日発信号より】

先週お送りしたイタリア、フランス、スウェーデンの「旅の友」からの生メールに反応いただいた方が多数いらっしゃったので、他国の方々の生メールも一部紹介させていただきます。
10日程度の間に、日本は状況が悪化し、一方、改善の兆しが見えてきた国の方々からものもあります。
地球は狭くなりましたね。
だから自由に繋がりたいのですが、せめて・・・
旅の空に想いをのせて・・・・

“He waka eke noa”
(マオリ語で「私たちはみんな一緒にいます」という意味です)

●ニュージーランド オークランド在住 ダイさん●

お世話になっております。
ご連絡ありがとうございます。ついに日本も緊急事態宣言ですね、NZは4週間の国封鎖(Lockdown)からようやく2週間経ちました。
私たちには、一日一回の Shoppingと、一日一回の散歩(ジョギング)のみが許されています。
Shoppingも、マスクをした警備員が並び、人と人との間は約2ⅿあくよう仕切りがされてあり、お店に入る人数も、品数も、滞在時間も制限され、おしゃべさえも禁止され、店には音楽も流れていませんので、楽しいといった雰囲気ではまるでなく、常に監視された私たちは囚人のようです。
公園や街などで、たむろしていると警察に叱られます。
警官に唾をはいた不良が14年の禁固刑になるというニュースが今日はいってました。
日本は憲法上、自粛要請を国がだしてもあくまでお願いレベルで、警察力で押さえつけることはできない、と聞きました。

NZは幸いにしてLockdown直後に給料保障(Wage Subsidy)が支給されました。
これにより、NZで働く人のほぼ全員のぎりぎりの生活は保たれました。
けれどもし、所得の保証がなく、自粛だけを要請してたら、とっくの昔にNZでも暴動が起きたでしょう、日本もようやく助成金なり一家庭30万円なり決まってきているようでなによりです。

それでも、新型コロナは世界的にピークを迎えているようにも見えます。
このまま終息に向かい、以前のように再開できることを楽しみしております。

申し遅れましたが、○○は、今回の件で退職となりました。
ご報告が遅れ申し訳ありませんでした。

●コスタリカ サンホセ在住 ウエダさん●

ご無沙汰しております。
ご丁寧にご連絡を頂きありがとうございます。
コスタリカは、国内感染者が30名ほど確認された時点で国家非常事態宣言を発令し、今日で自宅自粛24日目を迎えます。
もちろん国立公園もビーチも閉鎖となり、買い物と早朝ランニング以外は家に閉じこもっていますが、心身共にすこぶる元気でやっております。

コスタリカは、現在感染者480名、死者2名と他国と比較すると感染被害は少ないですが、官民一丸となってこの難局を乗り越えようという気概で溢れており病室増加や防護服の確保などメディカル的な面もさることながら、経済的な支援も政府が矢継ぎ早に対策を講じております。
また、大学生が人工呼吸器を開発したり、裁縫の学生が医療用マスクを作り医療関係者に贈与したりと、学生や企業の自主的な関与も目立っており、コスタリカの国民性と教育に改めて感心しております。

私の方は、数年前からやりたくても忙しくて出来なかったWebサイトリニューアル作業に着手し、1日があっという間に過ぎてしまいます。
エコツーリズムに特化した商品をオリジナルツアーも含めてアップしますので完成したら、是非サイトに訪問してください。

●マレーシア コタキナバル在住  ダニーさん●
(今年の2月のボルネオツアーでご一緒してからツアーはすべて中止です)

早速の返信ありがとうございます。
お互いにご家族と皆さんも健康を第一にして、またよろしくお願いします。

お世話になります。
マレーシア の CORONA VIRUS 19 LOCKDOWN 情報について :
*3月18日~31日まで封鎖を決定したそう。旅行者は基本的に入国禁止。
*マレーシア人の出国も禁止。
今旅行業は大変です。
また、よろしくお願いします。

●スペイン マドリッド在住  ひろみさん●

お久しぶりです!
お陰さまでこんな状況ですが、元気にしています。
家からは出られませんが。。。
出られるのは 最小限の買い物、銀行、病院に行くこと、犬の散歩。
犬の散歩も警察が24時間見張っていて、今日も娘が8時に犬を散歩させていたら、警察官から早く帰れと言われて、まだ糞をしていないので帰れないと言ったそう。
下手して罰金になると8万円ぐらいなので、答え方も考えなければなりません。今買い物から帰ってきたところですが、一番大きなスーパーマーケットへ行ったら、とにかくマスクに手袋しないと入れてくれないし、キャッシャーに並ぶのに2メートル間隔。
すごい列でせっかくみんなの昼ごはんを狙っていったのに、2時間ぐらいかかりました。
明日から本当はイースターの大きなお祭りだけれど全部中止。だけど店は閉まるのでみんな殺気立ってた。とまあこんな状況です。
日本も大変になってきたようだけれど、でもまだまだゆったりしてますね。

●イギリス ウェールズ在住  あきこさん●

ご無沙汰しております。
私の方も元気です。日本もいよいよロックダウンに近い状況になってきた様ですね。
イギリスは現在、ヨーロッパにではイタリア、スペインに次いで死者数が多く、特にロンドン、バーミンガム近郊での感染、死者数が多数を占めています。
学校も三月の中旬から休校になり、状況次第では9月の新年度まで休みになるという話です。大学入試、高校入試の様なテストも中止となりその代わりに今までの成績から先生がポイントをつけるようです。
同じく三月の中旬頃、まだ患者数もそれほど多くない時に、すでにロンドンではナイチンゲール病院と名付けた屋内競技場に4000台のベットを置いた仮病院を設置し始め、また追加の死体安置所も設置しているというニュースを聞き、今後どうなるのかと不安になりました。最近は私の近所のレジャーセンターでも追加のベットを設置しているとの事です。
食料、飲料品の小売り以外の店は閉店しており、たまに散歩している人を見かける程度で、ここウェールズでは街は閑散としています。
先日電話で島崎さんとも話をし、元気にしている様です。
三月中はパニック買いをする人が多く、トイレットペーパー、パスタ、トマトソース、ハンドソプ、強力粉等が手に入りませんでしたが、最近やっと落ち着いてきたようです。スーパーでは一度に入れる人数を限定。
皆外に2mの間隔をあけてを作り、順番がきたらカートを除菌シートで拭いてから買い物をします。出口も別に設けて、人が交差しないようにしています。
首相が各家庭宛てた手紙が昨日届きました。内容はこの国家緊急事態時に命を守り、nhs(National health service) を守るため、家に留まるようにという手紙でした。基本一緒に住んでいる人以外は友達、家族とも合わない。
外出は食料の買い物、1日一回の散歩、ランニング又はサイクリング、薬、処方箋の調達、テレワークができない場合の通勤以外は禁止となっています。
警察も所々で検問してチェックして、違反している場合罰金も課される人が出ているようです。
日本とは違い、マスクは効果が証明されていないので推奨しないと言われています。
多分手に入らないからそう言ってるんでしょう。
イギリスはこんな状況です。まだピークにも達していないので先行きが見えず、夏休みに日本へ帰ろうとチケットも取ったのですがそれもどうなることやらです。

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いづれも私から唐突にメールさせていただきましたが、皆さん、このとおり丁寧にお返事をいただきました。ほかにもお返事をいただいていますので、改めて紹介させていただきます。
想い出の写真は以下のサイトで見てください。
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