緊急募集!福島県いわき市援農援活ボランティアツアー

国内ツアー2019/11/26

【満員御礼!】

今年最後の緊急募集!福島県いわき市援農援活ボランティアツアー

■実施期日:12月15日(日)
集合:午前7時15分(出発7時30分) 東京駅丸の内南口
解散は東京駅周辺19時頃予定
■行き先:福島県いわき市小川町あるいは平窪地区ほか
■参加費用:おひとり7,000円
■費用に含まれるもの(往復貸切天ぷらバス代、コーディネート、保険)
※昼食は各自持参、作業後の入浴料は個人負担でお願いします。
■募集定員:24名
(本来、最少催行人員は20名ですが、少人数でも実施予定)

■主催:特定非営利活動法人エコツーリズム・ネットワーク・ジャパン
■協同:特定非営利活動法人ザ・ピープル
■旅行企画・実施:有限会社リボーン

【感想】千葉県山武市援農ツアーに参加して

レポート2019/11/15

10月14日の千葉県山武市援農ボランティアツアー
参加者(高校生)から届いたツアー参加の感想です。

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私は今回の千葉県山武市援農ボランティアを通し、特に3つのことを学びました。

1つ目は有機栽培農家で農作業をする心地良さについてです。

私は今回のボランティアでは、ネギの苗を植えることと、人参やカブの雑草とりをしました。
作業自体は、農業初心者の私でもてきぱきと行うことができ、都会暮らしの私にとって、
雑草でも緑の植物に触れたり、齋藤完一さん特製の堆肥が含まれた土に触れることがとても心地よかったです。

しかし、作業中には気付きませんでしたが、堆肥を作っている場所へ移動する際、
齋藤完一さんの畑ではない、農薬を使っている畑で雑草が茶色く枯れ果てている姿を見て、
齋藤完一さんの農場がいかに自然と人間に配慮されているものかを実感しました。

私が齋藤完一さんの畑作業を通し、心地よさを感じられたのは、
野菜やその他の植物はありのままに育てられていたからだと学びました。

2つ目は齋藤完一さんをはじめ有機農業に関わる人たちを通し、学んだことについてです。

ボランティアを通し、齋藤完一さんの有機農場で作業をしたり、そこで育った
野菜をお昼に食べたり、野菜を作るために欠かせない堆肥の製造過程を見たりしました。

その中で齋藤完一さんは有機農業の技術を始め、堆肥の現場では重機を確実に操作していたり、
育った野菜の一番美味しい食べ方を知っていたりと、有機農業に必要な堆肥作りから野菜が
人の元へ届いた後のことまで、完一さんが有機栽培に対して責任と敬いをもっていることを感じました。

そして、食前・食後に言う「いただきます」と「ごちそうさま」には、食物の命への感謝だけではなく、
完一さんや農場にいた方のように野菜やお米を育て上げてくださった方への感謝の気持ちを
表す言葉でもあることを実感と共に学びました。

そして3つ目に学んだことは、今回この援農ボランティアツアーを提供してくださった、
リボーン エコツーリズムネットワークの重要性に関してです。

現代の情報化社会の中では、自分が必要とする情報は素早く手元から得ることができたり、
災害や大きな問題が起こっている現場に行かなくても、その問題を知り、間接的援助もできます。

しかし、スマートフォンなどを通して得る二次情報には限界があり、
何事も知った気になってしまうこともあると思うのです。
ですがそれでは問題の根本的な解決に繋がらないと思います。

私も今までの経験や情報から、有機農業や有機野菜の大切さを知っていましたが、
今回実際に現場に行き、有機農業の実態やそこに関わる人の思いを、五感を通し感じ、
人間に絶対に必要な食と言う視点からの有機農業を考えたり、
災害や有機農業を自然と自分の生活と結びつけて考えられるようになりました。

災害や有機農業に関わらず、問題を自分事として捉える「当時者意識」は
本質的な問題解決の軸となる考えであると私は思います。

今回のリボーンさんのボランティアエコツアーは、「まず自分ができることから」を根本に、
災害から身近な生活に関することを学ぶことができるツアーであると思います。

故に大きな問題でも自分ができることから行動して行き、問題を自分事として捉えることのできる、
このようなツアーがもっと多くの人へ提供していくことが重要だと考えました。

私も将来は今回のようなツアーを提供する側にたち、より良い世界のために貢献していきたいです。

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この度は、学生という特別枠でこのような貴重な体験をさせていただき、誠にありがとうございました。
これからもよろしくお願い申し上げます。

Hさん(高校生)

キナバル山頂体験ツアー

海外ツアー2019/11/14

■旅行期間:2020年2月7日(金)~2月12日(水) 6日間

■現地参加費用:お1人 150,000円(航空券は含まれておりません)
*料金に含まれているもの:宿泊代(2名1室)、視察、食費(朝4、昼3、夕3)など日程表記載の内容。
(海外航空運賃は含まれておりません。)
*料金に含まれていないもの:航空運賃、航空諸税、海外旅行保険、チップ、飲み物他個人的費用他、
日程表記載外の内容。
※1人部屋をご希望の場合は追加料金(15,000円/山小屋は除く)が発生します。
また、相部屋希望(主催者にお任せ)の方で、同性の参加者の組合せができなかった場合、
最後にお申込みの方は一人部屋となります。後日、所定の一人部屋追加料金を後日請求させていただきます。

※海外航空券の手配はご希望により承ります。2019年11月14日現在、日程表に準じたMHは約 7万円(航空券、
燃油SC、航空税等)で購入できますが、購入時期が遅くなると高くなる場合もあります。ご自身で手配され
他社便利用の場合は別途お知らせください。現地集合、解散の際の確実な手配の調整をさせていただきます。

■定員:8名
■最小催行人員:4名
■利用航空会社(予定):マレーシア航空(MH) エコノミークラス

■旅行企画・実施:株式会社 旅倶楽部
■受託販売・現地プログラム運営: 有限会社リボーン<エコツーリズム・ネットワーク>

上武絹の道で日本伝統食文化を体験する旅

国内ツアー2019/11/01

※天ぷらバスについては → こちらから

※カーボンオフセットについては → こちらから

親子で学ぶ近代日本偉人の歴史旅

国内ツアー2019/10/22

~満席のため、キャンセル待ちにて受付しています!~


※天ぷらバスについては → こちらから

※カーボンオフセットについては → こちらから

~満席のため、キャンセル待ちにて受付しています!~

緊急募集!千葉県山武市援農ボランティアツアー

国内ツアー2019/10/03

本ツアーは終了しました。
ボランティアに参加してくれた学生(高校生)からの感想 → こちらから

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台風15号で甚大な被害が発生した千葉県では停電等によるライフラインの
麻痺からは回復しつつあるものの、収穫期を迎えた農家は
現在も本来の農作業ができずに困っている状態です。
カリスマ有機農家として知られる斉藤完一さんの農場には長年、
農業体験ツアーで訪ねてきましたし、
様々な機会(お蔵フェスタなど)で完一さんのおいしい野菜を味わい、
ファンになった方々がたくさんいます。

そんな完一さんからSOS発信があり、急遽、援農ボランティアを
NPO活動の一環として募ることにしました。
政府や民間企業などからの補助金があるわけではないので、東京駅から
往復運行する天ぷらバスの費用は参加者にご負担いただきますが、
参加者が多くなれば個人負担を軽減したり、現場へのお見舞いにも
あてたいと思っています。
尚、作業していただいた皆さんへのせめてものお礼として、無事に
収穫できた完一さんの「新米」で炊いたご飯をメインとした一汁一菜を
お昼にいただきますので、それも楽しみにご参加ください。

※日常生活は普通に戻りつつありますが、ボランティアを緊急募集した理由は、
期限付きの農産物は収穫や作付けを待ってくれないからです。落花生の収穫や
マカの定植を特にお願いしたい!と完一さんは語っています。
有志のご参加をお待ちしています。

臨時千葉援農ボランティアリーダー 壹岐 健一郎 Kenichiro Iki

■実施期日:10月13日(日)⇒  台風のため日程変更後 翌日14日(月・祝)
集合:午前8時 東京駅丸の内南口 丸ビル前
解散は東京駅周辺17時頃予定
■行き先:千葉県山武市 斉藤完一農園 ほか
■参加費用:おひとり7,000円
■費用に含まれるもの(往復貸切天ぷらバス代、昼食代、保険)
■募集定員:25名
(本来、最少催行人員は20名ですが、少人数でも実施予定)
■主催:特定非営利活動法人エコツーリズム・ネットワーク・ジャパン
■旅行企画・実施:有限会社リボーン

2019秋 フランスオーガニックスタディツアー(Marjolaine Bio訪問)

海外ツアー2019/09/04

 

現地コーディネーター羽生さんによるお薦めポイント

日曜のパリのオーガニック朝市と全仏最大のオーガニックフェア「マルジョレー ヌ」を
中心にスケジュールを組みました。

●オーガニック朝市: パリに数カ所あり、今回はその中でも一番古く一番大きい朝市を
回ります。野菜、肉、魚、コスメなどあらゆるものが揃います。

●マルジョレーヌ:IFOAM設立に関わったオーガニック団体「ナチュール&プログレ」が
母体となってできた、一般向けのオーガニックフェアです。食べ物、衣類、家具、サプリ、
コスメ、種のほか、フェアトレード団体、環境NGOもブースを出します。
毎日講演会とドキュメンタリー映画の上映があります。

●慈善団体「エマウス」のリサイクルショップ:オルタナやパリの日本語新聞オヴニーに
書きましたが、全て無料で引き取り、売れるものは店で、売れないものは工業用の繊維素材に
加工して売り、暑い国で売れそうなものはアフリカ支部に送って、売り上げは現地の人の
福祉に使ってもらうようにしています。商売でやっているリサイクルショップとは違う
ポリシーがあります。

●パリ郊外のエコな町:私が住んでいる東の郊外の町で、毎回オーガニックスタディツアーで
訪問するオーガニック生協「レ・ヌーヴォーロバンソン」があるところです。
この街はパリとその近郊で使える地域通貨の発祥地で、オーガニック生協でも地域通貨で
買い物ができます。また最近、街中に市民の誰もが使えるコンポストボックスができました。
秋には、この町に、前回行ったパリの市民生協をモデルにした、もっと小さい生協ができます。
市民が農家に前払いして生消提携で野菜などを配布してもらう「アマップ」も盛んです。
学校給食は、中央キッチンでできたものを配布し、オーガニック率は国の目標の20%を
上回る30パーセントです。

●ビオコープ:再生可能エネルギーに力を入れ、本社屋の屋根にソーラーパネルを設置し、
自家発電で使用電力をまかなっている。野菜、果物の8割以上が国産で製品輸送にはエネルギー
消費の多い航空便を全く使用しない。環境問題や食の安全に関する独自の記事を掲載した
雑誌を店舗で無料配布している。

●ヌーボーロバンソン:1993年にパリ郊外モントルイユに開店。パリ周辺に18店舗ある。
2014年の売上は4353万ユーロ。8000品目以上取り扱っているオーガニックスーパーで、
組織は協同組合である。価格は大中のオーガニックスーパーの中では最も安い方に入る。

●エコホテル・レストラン「オランジュリー」:エコラベル認証を得たポワティエ
近郊のオーガニックレストランで、地球温暖化ガスの排出を抑制した料理を出しています。

■旅行期間:2019年11月2日(土)~11月9日(土) 8日間

■ツアーチラシ ⇒ フランス一般チラシ4P0906

■現地参加費用:お1人 280,000円(航空券は含まれておりません)
*料金に含まれているもの:宿泊代(2名1室)、視察、食費(朝6、昼3、夕1)など
日程表記載の内容。(海外航空運賃は含まれておりません。)
*料金に含まれていないもの:航空運賃、航空諸税、海外旅行保険、チップ、飲み物他個人的費用他、
日程表記載外の内容。
(1人部屋をご希望の場合は追加料金は 66,000円となります。)

※海外航空券の手配はご希望により承ります。2019年8月7日現在、日程表に記載のAFは約 18 万円(航空券、
燃油SC、航空税等)で購入できますが、購入時期が遅くなると高くなる場合もあります。ご自身で手配され
他社便利用の場合は別途お知らせください。現地集合、解散の際の確実な手配の調整をさせていただきます。

■定員:15名 (最小催行人員:10名) 現地コーディネーターと旅程管理者がご案内

■利用航空会社(予定):エールフランス航空(AF) エコノミークラス

■利用ホテル(予定):Hotel del la Porte Doree(パリ)ヴァンセンヌの森周辺のエコロジーなホテル
■協力:一般社団法人 オーガニックフォーラム ジャパン /一般社団法人 フードトラストプロジェクト
■旅行企画・実施:株式会社 旅倶楽部
■受託販売・現地プログラム運営: 有限会社リボーン<エコツーリズム・ネットワーク>

 

2019年秋 オーガニック業界人向けフランスnatexpo訪問ツアー

海外ツアー2019/09/03

4回オーガニックライフスタイルEXPOが終わり、早いもので1週間が過ぎました。
お陰様で、EXPOも毎年活性化し、日本のオーガニックマーケットが成長していることを実感しています。
昨年末、農林水産省が初めて日本のオーガニックマーケット規模の推計を発表しました。
2009年の民間調査(当フードトラストプロジェクト調査)で1300億円であったものが、
同じ推計方法で2017年に実施した農林水産省の調査では1850億円となり、
142%の成長であったことが分かり、実際に成長していることが数字でも明らかになりました。

フランスはEUの中でも、オーガニックへの取り組みに遅れていましたが、
ここ5年ほどの成長ぶりには目を見張るものがあります。
1回目ツアー、ではなぜ急成長してきたかの理由を、オーガニック推進のための公的機関の
“アジャンスビオ”や“環境省”など関係機関を訪問しながら聞き取りを実施してきました。
そして第2回目ツアーでは、オーガニックマーケットの拡大を牽引する学校給食のオーガニック化の
現場を訪問し、同時に今回のメインの訪問先のフランスのオーガニック展示会“ナットエキスポ”の視察を行いました。

フランスのオーガニックマーケットの拡大のきっかけになったのは、2007年ぐらいから始まった
スーパーマーケットでの取り扱いの拡大、専門店の増大にありました。今回は、その実態を知るための
最善の場である“ナットエキスポ”の視察を中心に、フランスのオーガニックマーケットを子細に視察します。
今回、企画主催はオーガニックライフスタイルEXPOの主催団体である一般社団法人オーガニック
フォーラムジャパンとなります。このフランスのオーガニック展示会だけでなく、今後オーガニックの
先進地のドイツ、イタリア、アメリカをはじめアジアでのオーガニック展示会視察も企画し、
日本のオーガニックマーケットの活性化へつなげていきたいと思います。
どうぞ奮ってご参加ください。

一般社団法人オーガニックフォーラムジャパン 会長徳江倫明

現地コーディネーター羽生さんからのお誘い

パリで「ナットエクスポ2019」の記者会見がありました。オーガニックスタディツアー1回目の時に
事務局長のヴァリュエさんから話を聞き、2回目の時に実際に訪問したプロ用オーガニック見本市です。
今年は、「ビジネス・フランス」という、フランスの製品の輸出を促進する半公半民団体
(ジェトロのフランス版)がオーガナイズをして、ナットエクスポ開催中の半日、日本のバイヤー
向けに商談の機会を設けるそうです。

今年はスペースを拡大して、アニマル・ウェルフェア商品や衛生用品も出ます。
開催時期は10月20−22日です。

本ツアーはオーガニック業界人向けを意識して企画しましたので、加工品が主になると思います。
ナットエキスポに1日、他にはオーガニック朝市、オーガニック専門店、通常のスーパー、
カルフールのオーガニック専門店、ヴィーガン専門店などの視察を考えています。

スタディツアー1回目の時にレクチャーをしてくださったフランソワ・ヴァリュエさんが、
日本とつながりを持ちたいともおっしゃっていました。

夏は一時帰国します。オーガニックライフスタイルフェアでお目にかかるのを楽しみにしております。

■チラシ(ダウンロード)⇒ フランスプロチラシ4P0917

■旅行期間:2019年10月19日(土)~10月24日(木) 6日間

■現地参加費用:お1人 230,000円(航空券は含まれておりません)
*料金に含まれているもの:宿泊代(2名1室)、視察、食費(朝4)など日程表記載の内容。
(海外航空運賃は含まれておりません。)
*料金に含まれていないもの:航空運賃、航空諸税、海外旅行保険、チップ、飲み物他個人的費用他、
日程表記載外の内容。
(1人部屋をご希望の場合は追加料金は  44,000円となります。)

※海外航空券の手配はご希望により承ります。2019年8月7日現在、日程表に記載のAFは約 18万円(航空券、
燃油SC、航空税等)で購入できますが、購入時期が遅くなると高くなる場合もあります。ご自身で手配され
他社便利用の場合は別途お知らせください。現地集合、解散の際の確実な手配の調整をさせていただきます。

■定員:10名 (最小催行人員:4名) 現地コーディネーターがご案内

■利用航空会社(予定):エールフランス航空(AF) エコノミークラス

■利用ホテル(予定):Hotel del la Porte Doree(パリ)ヴァンセンヌの森周辺のエコロジーなホテル

■企画主催:一般社団法人 オーガニックフォーラムジャパン
■共催:一般社団法人 フードトラストプロジェクト
■旅行企画・実施:株式会社 旅倶楽部
■受託販売・現地プログラム運営: 有限会社リボーン<エコツーリズム・ネットワーク>

2019秋 イタリアオーガニックスタディツアー

海外ツアー2019/09/02

イタリアスタディツアーコーディネーター仲西さんからの近況報告

「一昨日チレントから戻ってきました。 チレント有機地区代表エミリオさん、副代表アンナさん、
そして、有機地区の発案者でありチレント有機地区書記長、世界有機地区ネットワーク(INNER)代表を
兼任するサルバトーレさんを始め、多様な活動を展開する農業協同組合など、有意義というより
感動的な取材をすることができました。この取材は、有機地区に関する本の準備ですが、もちろん
この4日半の取材では不十分であることは痛感していますので、夏以降に時間をとって戻りたいと思います。
来月17日から5日間、ポルトガルで有機地区世界大会が開かれますが、ありがたいことに、
それに招待していただけることになりました。それで、7月8月はこの大会参加とともに
他の有機地区を2、3箇所取材したいと思っています。 グループでのチレント有機地区訪問に関しては、
全面的に協力してくださるということですが、来伊予定日を予めお知らせいただいて、
お互いに調整できるようにしましょう、と言っていただいています。」

現地コーディネーター仲西さんによるお薦めポイント

「何故チレントか?」熱烈推薦  長文ですが、これでも言葉が足りません!

プログラムの中心となっているのは、今急速に世界中に展開を見せている 「有機地区」の発祥の地、
チレント視察です。チレントはナポリを州都とするカンパー ニア州の南部、サレルノ県の最南端に
位置し、その大部分を国立公園が占めています。
この国立公園は、パエストゥムとヴェリアの古代遺跡群、パドゥーラのカルト ジオ会修道院を
含めて、ユネスコの世界遺産に指定されています。
また、ユネスコ世界ジオパークのひとつでもあり、「地中海ダイエット」の 名で知られる食文化は、
ユネスコの無形文化財に指定されています。更に、その海岸 は、イタリアで最も汚染されていない
美しい水質で知られています。これ程自然と歴史、文化の宝庫でありながら、世界的に見ても、
イタリア国内でも、地味な存在であり続けたチレントですが、近年世界的な注目を浴びるように
なりました。注目の中心は、「有機地区 Bio-Distretti または Eco-Region」。
2004年にチレントで生まれたこのシステムは、今や維持可能な社会や食物の安全性、
再生可能エネルギー、そして山間地区を中心とする村落の人口流出などの問題を、農業を軸にして
総合的に解決しようとする試みです。
この試みは、2008年まではチレント内でその内容が充実していき、2009年にカンパーニア州が
チレント有機地区を法的に認めてからカラブリア州内に第2の有機地区が発足、更に海外からの
問い合わせが舞い込むようになって、2014年末に有機地区の世界ネットワークが生まれ、その後、
爆発的な発展を遂げています。
イタリア国内の有機地区は現在32を数え、8地区が準備中となっています。イタリア以外の
国では、ドイツ、フランス、ポルトガル、スイス、スペインなどのヨーロッパ以外に、カナダも
加わり、承認された有機地区は11カ国18有機地区に上り、準備中多数となっています。
昨年、FAOにより、維持可能な社会実現のための有効な実践例と認められ、今年7月に
ポルトガルで行われたFAO主催の国際フォーラムに招かれ、併せて有機地区世界ネットワークの
第1回会議も開催されています。
有機地区では、有機農業と加工関係者と関連諸団体(社会的農業を含む)、公共団体
(コムーネ、県、州、国など)、消費者、観光などの地域企業などが同等の立場で協力し合い
ながら、地区の健全な発展に寄与することが求められていま す。

有機地区視察は、有機地区の生みの親、育ての親であるサルバトーレ・バジーレ氏
(チレント有機地区書記長、有機地区世界ネットワーク会長、カンパーニア州AIAB副会長)、
エミリオ・ブオノモ氏(チレント有機地区会長、有機地区世界ネットワーク役員)、
アンナ・二グロ氏(チレント有機地区副会長、有機地区世界ネットワーク役員、
アグリツリズモ「アンナ・デイ・サポーリ」経営)のブリーフィングを主体に、
チレント有機地区の活動や、チレントの文化などを紹介していきたいと思います。

宿泊するのは、イタリア最大の環境保護団体であるレーガンビエンテが主催する
環境に優しい活動の最優秀賞を受けたアグリツリズモ La Petrosa。乳牛、ヤギ、鶏の飼育、
オリーブ栽培、古代麦栽培を中心として、チーズや古代麦のパンを作っています。
その他、Pioppi にある地中海ダイエット博物館では、地中海ダイエットの研究者であった
Ansel Keysの寄贈図書や、チレントの食文化などが紹介されています。
博物館の1回は、チレント海岸部の生物の小水族館となっていて、直接生物に触れる水槽も
あります。
ヌオーヴォ・チレント協同組合では、前組合代表であり、現在サン・マウロ・チレントの
村長を務めるジュゼッペ・チレント氏から、組合の活動や在来種の保存などについて
お話ししていただく予定。この協同組合が経営するレストランでは、小ぶりの石臼で古代麦を
挽き、その小麦粉でパンやピザを作っています。
その他、学校視察やチレント有機地区に加盟しているコムーネ(現在38のコムーネが参加)
視察、そして、観光が環境破壊につながらない工夫を凝らした「エコ・ツーリズモ」
「エコ・スピアッジャ」視察を予定しています。

先に「チレントは地味」と書きましたが、要するに、チレントは国立公園の指定を受け、
さらにユネスコの世界遺産となる活動を通して環境を守ることを大切にした結果、農業/畜産と
観光以外の産業は皆無に等しく、全部で95のコムーネの内、人口1万を超えるコムーネは
3つだけの「貧しい地方」とされています。
同じサレルノ県でもナポリ寄りの大観光地(ユネスコの世界遺産でもある)アマルフィ海岸の
華やかさとは対照的と言えるでしょう。その「貧しいチレント」が発信した「有機地区」が
爆発的に増加しているということは、経済中心主義(拝金主義)やそれに基づくグローバル化が
もたらした現代の生きにくさの反映であり、詰まる所「人の幸せとは何か」を考えさせて
くれると思います。

チレント視察の後はローマに戻り、シモーナ・リメンターニ氏が経営する有機食品の宅配を
視察します。実は、シモーナさんの宅配業と日本とは、深い関  わりがあります。私が彼女と
知り合ったのは2003年、ピエモンテ州のカシーナ・コルナーレ(現アグリスペーザ)を
訪問した時です。2001年から2003年に  かけて、日本の宅配業者のグループ数社のピエモンテ州
視察をオーガナイズし  た折、協同組合のカシーナ・コルナーレを訪問、意見交換した時に、
カシーナ・コルナーレも宅配便を始めてはどうかという日本側からの提案がありました。
その後、カシーナ・コルナーレの代表が来日、日本の宅配システムを視察した後すぐに宅配便を
開始しています。シモーナさんはその頃カシーナ・コルナーレで仕事を始め、その後2007年に
故郷のローマに戻ってから翌年 Zolle(ゾッレ)をスタートしています。更に車両のガソリンに
よる汚染を如  何に減少させるかを追求した結果、3台のバンと12台の特注自転車を
組み合わせて配達するようになりました。また、金曜の夕方と土曜の午前中は、Zolleは直売店に
変身します。その宅配の工程の視察に併せて、Zolleの商品で軽めの昼食を準備していただく予定です。
夕方は直売店も視察しますが、Zolle以外ではなかなか手に入らない商品も数多く、ショッピングも
楽しんでいただけるかと思います。

■旅行期間:2019年10月27日(日)~11月3日(日) 8日間

■チラシダウンロード ⇒ イタリア秋チラシ4P0906

■現地参加費用:お1人 290,000円(航空券は含まれておりません)
*料金に含まれているもの:宿泊代(2名1室)、視察、食費(朝6、昼3、夕1)など
日程表記載の内容。(海外航空運賃は含まれておりません。)
*料金に含まれていないもの:航空運賃、航空諸税、海外旅行保険、チップ、飲み物他個人的費用他、
日程表記載外の内容。
(1人部屋をご希望の場合は追加料金は 66,000円となります。)

※海外航空券の手配はご希望により承ります。2019年8月7日現在、日程表に記載のAFは約 18 万円(航空券、
燃油SC、航空税等)で購入できますが、購入時期が遅くなると高くなる場合もあります。ご自身で手配され
他社便利用の場合は別途お知らせください。現地集合、解散の際の確実な手配の調整をさせていただきます。

■定員:15名 (最小催行人員:10名) 現地コーディネーターと旅程管理者がご案内

■利用航空会社(予定):アリタリア航空(AZ) エコノミークラス

■利用ホテル(予定):hotelsancarloroma/ローマ 、オーガニックアグリツーリズモ/チレント

■協力:一般社団法人 オーガニックフォーラム ジャパン/一般社団法人 フードトラストプロジェクト
■旅行企画・実施:株式会社 旅倶楽部
■受託販売・現地プログラム運営: 有限会社リボーン<エコツーリズム・ネットワーク>

第2回北海道アニマルウェルフェアスタディツアー2019

国内ツアー2019/09/02

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第2回北海道アニマルウェルフェアスタディツアー2019
【募集要項】(案)

■日程 2019年10月23日(水)~24日(木) 2日間

■集合(解散)場所・時刻 :函館 1200

■現地研修会スタディツアー参加費用  人様 35,000円

<費用に含まれるもの>宿泊代(2人1部屋)、貸切バス代、視察費、昼食2回、消費税込。
<費用に含まれないもの>集合解散場所までの交通費(航空券代、列車代等)、懇親会費用
その他個人的費用(※印は任意申し込みです。ご希望の方はご連絡ください。満員の場合はご了承ください)
※シングルルーム利用希望者は、追加費用お一人5,000円となります。(数に限りがあります。)
また、相部屋希望(主催者にお任せ)の方で、同性の参加者の組合せができなかった場合、
最後にお申込みの方は一人部屋となります。後日、所定の一人部屋追加料金を後日請求させていただきます。

※東京・函館往復航空券(下記参照便)はお一人様38,000(ツアー参加者限定)で承ります。

■定員:20名 (最少催行人員10名)
講演や視察の学びの収穫や参加者同士の交流を深めるために定員を少なく設定しています。
ご希望の方は早めにお申込みください。(先着順)

■スケジュール(予定)

<1日目>
[参考:東京発10:05<ANA553>11:25函館着、東京6:32<はやぶさ1号>10:53新函館北斗]
12:00 函館駅出発後車中(FTP徳江代表、参加者紹介など)
13:00 大沼流山牧場パトミュゼ(しげたの羊)昼食・見学・交流会 15:00
15:30 山田農場チーズ工房 視察・買い物16:30
17:00 懇親会(主催者、地元から事例紹介、意見交換会)20:30 終了予定(延長の可能性あり)
※函館を代表するイタリアンレストランColz「コルツ」で アニマルウェルフェア食材を含み
北海道の味覚を楽しみます(参加費用お一人様8600円:別途申込み)
21:00 函館市内ホテル(ルートイングランディア函館駅前)

<2日目>
出発までフリータイム(朝食や朝市見学などご自由にどうぞ)
10:00 宿舎出発後の車中(車内レクチャー等)
11:30 北里大学八雲牧場(小笠原教授のお話、視察等) 12:30
12:45 ログハウスレストラン昴(昼食・意見交換会)14:15
函館市内視察(時間調整)
15:00 函館駅(到着後解散予定)

[参考:函館発16:45<ADO60>18:10着東京、新函館北斗16:20<はやぶさ34号>20:32東京]
(天候や現地の状況により、内容が変更になる場合があります)

★申込ご希望の方は、下記のフォームよりお願いします。
 シングルルームや 航空機手配の希望も有る場合は、あわせてご連絡ください。