NZ変わらないのは「青い空と白い雲と・・・」

レポート2008/11/27

1978年9月、若いカップルはニュージーランド(NZ)の南島カンタベリー大平原をレンタカーで走っていた。ハネムーンでこの国を選んだのは、「緑の大地」というガイドブックのキャッチコピーと美しい写真に魅了されたからだ。まだ日本では馴染みの薄い南半球の島国だが、マウントクックやミルフォードサウンドは有名だった。旧知のジュリアンさんとの再会をさっさと済ませ、まるで海水浴にきた子どものように、一目散に車に飛び乗り、青い空と白い雲と緑の草原へ飛び出していった。

2007年9月、シニアカップルがオークランド空港に降り立った。待っていたのはマオリ人のコロさん。引退した武蔵丸を連想するような逞しい表情の持ち主だ。10時間半のロングフライトでも最新機材のお蔭で各座席でエンタテイメントが楽しめたが、よかったかどうか・・・。日本封切前の話題の洋画を3本見てしまったため、コロさんの運転するトヨタのランドクルーザーが揺り籠に感じられ、ついウトウト・・・。マオリの伝統的音楽が車中に流れ、いよいよ夢の中へと・・・。突然「イキサン・・・」とコロさんの顔に似合わぬ優しいささやきが聞えてきたので、「アイアムソーリー・・・」と居眠りを詫びたが、これを繰り返すことになったのは、コロさんが意外におしゃべりだったからだし、何より、サービス精神に溢れていたからだろう。あらためて「アイアムヴェリーソーリー・・・」。

 カウリミュージアムはNZの開拓の歴史が凝縮された親切なシニアボランティアによって運営されている施設だが、前NZ航空日本支社長のロベルさんも館長として働いていた。この人も優しい紳士だ。ユートピアを求めてやってきた西洋人によるカウリ伐採の歴史は先住民マオリや自然との戦いの歴史でもあった。そして、さらに車を北上させると、ワイポウアの森に到着した。森の神タネマフタをはじめ樹齢1000年を越えるカウリの巨木達が静かに息づいていた。森林浴ウォーキングを楽しんだ後、宿泊先のホキアンガに着いた。ここはコロさん達が住む歴史のあるスピリチュアルなマオリの村で、美しく豊な海が広がっていた。ゆったりとした滞在を魅力的に味付けしたのは、イセエビやひらめなどのシーフードであり、演出したのは南十字星を散りばめた満天の夜空だった。

 四半世紀を経て、訪ねたNZに、新たなユートピアを見る思いがする。自然と人間の共生の歴史は長く険しいとも言えるが、10万年の人類の歴史、さらに46億年の地球の歴史と比較するとなんと短い時間だろう。人間を無防備に受け入れた太古の森ワイポウアは、聖域としてキウイ(NZ人の愛称)達の誓いの場所になっている。そこには、青い空と白い雲、そして美しく豊かな自然と生きる幸せを知っている人たちがいる。

そして、誇りと希望を持っている人たちの住む場所に住みたい!と旅をしていつも思う。

 ただし、隣りにいる「パートナー」の同意を得られるかが最大の課題だ。さあ!どうする?

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●第6回 マレーシア・ボルネオ島体験エコツアー

海外ツアー2008/11/27
  • 日程
    成田発着 2008年8月28日(木)~9月8日(月)12日間 関西空発着 2008年8月29日(金)~9月5日(金)8日間
  • 場所
    マレーシア・ボルネオ島

●旅行期間

成田発着組
2008年8月28日(木)~9月8日(月)12日間

関西空港発着組

2008年8月29日(金)~9月5日(金)8日間
●行き先

マレーシア・ボルネオ島
●旅行代金

成田発着おひとり 235,000円

関空発着おひとり 178,000円

●定員

30名 (最少催行人員20名)

●申込締切

2008年7月25日(金)消印有効
●主な見どころ

※川の民、ビリット村でのホームステイ

※キナバタンガン川流域の野生生物の観察

※川の民セピロック・オランウータン・リハビリテーションセンター見学

※キナバル自然公園見学

詳しくはコチラをご覧下さい→行程表

申込書

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WWF 第2回八重山諸島(石垣島・西表島)体験エコツアー

国内ツアー2008/11/27
  • 日程
    2008年10月23日(木)~28日(火) 6日間
  • 場所
    沖縄県八重山諸島

旅行期間:
2008年10月23日(木)~28日(火) 6日間
●行き先:沖縄県八重山諸島

●旅行代金:大人 おひとり

WWF会員:78,000円

一般 : 80,000円

往復航空券手配の場合の追加料金

東京発着:63,000円

大阪発着:60,000円
●概要:これまで何回か石垣島白保の“しらほサンゴ村”を訪ねるツアーを実施してきましたが・・・今回は西表島での祭「節祭」に参加します。

カーボンオフセット情報

WWF会員参加者のレポートはコチラからご覧ください。

詳しくはこちら

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ワイポウアフォスト ラン&ウォーク 2008

海外ツアー2008/11/27
  • 日程
    2008年6月13日(金)~6月18日(水) 6日間
  • 場所
    ニュージーランド ホキアンガ

2008年6月13日(金)~6月18日(水)

6日間

●行き先

ニュージーランド ホキアンガ

●旅行代金(大人おひとり)

188,000円(成田発着)

●定員

50名 (最少催行人員10名)

●概要

巨木の息づくワイポウアの森で、マオリ、キウイの皆さんと気持ちのいい汗を流してみませんか?

詳しくはコチラ

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スウェーデンのサステナビリティを学ぶスタディツアー

海外ツアー2008/11/26
  • 日程
    2008年9月9日(火)~9月16日(火)
  • 場所
    スウェーデン(ストックホルム・ウーメオ)

●旅行期間
2008年9月9日(火)~9月16日(火)

8日間

●行き先

スウェーデン(ストックホルム・ウーメオ)

●旅行代金(大人おひとり)

A:現地ストックホルム集合解散

お一人 255,000円

B:Yクラス航空券別途手配

155,000円~200,000円位

(予約確定内容により異なります)

●定員

15名 (最少催行人員10名)

詳しい行程はコチラをご覧下さい→行程表

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エコセミナー

お知らせ2008/11/05
サッカー場のソーラーパネル

サッカー場のソーラーパネル

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「リンカランの森」植林体験ツアー

海外ツアー2008/11/02
  • 日程
    2008年8月29日(金)~9月2日(火) 
  • 場所
    インドネシア 東カリマンタン島

 

2004年「リンカランの森」づくりがスタートしました。


2005年から、主旨に賛同していただける方がたを対象に、ツアー参加者を募集しています。参加費用には、B.O.S.(ボルネオ・オランウータン・サバイバル・ファウンデーションBorneo Orang Utan Survival Foundation)の年会費も含まれ、一般では訪問できないオランウータン・リハビリ・センターを見学することができます。

本企画は、一般の観光ツアーとは異なり、各協力団体とのコラボレーションにより構成されますが、エコツアーは“楽しくなけらば”という気持ちで参加者と地元の人との交流を大切に組み入れています。

都市ホテルの滞在の合間に訪ねるジャングルのコテージでの一泊体験は、スローライフを通して癒しのひとときを与えてくれます。

「リンカランの森」づくりが、そこに住むオランウータンや野生生物の保護だけに留まらず、私たちにとっても癒しのきっかけになることを願っています。

●旅行期間
2008年8月29日(金)~9月2日(火)

5日間


●行き先

インドネシア 東カリマンタン島


旅行代金(大人おひとり)

198,000円

●定員

15名 (最少催行人員8名)


詳しくはコチラをご覧下さい→行程表

参加の様子はコチラから




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WWFジャパン会員向け第2回 ボルネオ島ホームステイ 体験エコツアー

海外ツアー2008/11/02

マレーシア・ボルネオ島

  • 日程
    2008 年5月22日(木)~28日(水)7日間

ボルネオ等マレーシア領のキナバタンガン川流域はオランウータンやテングザルなど、たくさんの霊長類が生息する地域として知られています。しかし近年のパームヤシプランテーション開発により、貴重な野生生物がすむ森は流域にわずかに残るだけとなっています。ビリット村は古くからキナバタンガン川に寄り添うように暮らしてきたオランスガイ(川の民)の村。

WWFマレーシアは、オランウータンの森を守るプロジェクトの一環として、ビリット村の人々とともにホームステイプロジェクトや植林プログラムを作り上げてきました。今回のツアーでは、このプログラムへの参加をメインに、一般の観光旅行では味あうことのできない交流と体験をお楽しみいただけます。

●旅行期間

2008 年5月22日(木)~28日(水)7日間
●行き先

マレーシア・ボルネオ島
●旅行代金

WWF会員:おひとり 233,000円

一般: おひとり 238,000円

●定員

15名 (最少催行人員10名)

●申込締切

2008年4月10日(木)消印有効
●主な見どころ

※川の民、ビリット村でのホームステイ3日間

※キナバタンガン川流域の野生生物の観察

※川の民セピロック・オランウータン・リハビリテーションセンター見学

※キナバル自然公園見学

※第1回の様子はこちらからご覧ください

※詳しくはコチラをご覧下さい→行程表

※ツアーレポートはコチラ

申込書

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