弊社代表壹岐が会員である NPO法人 市民科学研究室(通称 市民研)が
スタディツアーを主催したのでご紹介します。尚、壹岐も会員として同行します
静岡県は誰もが知るお茶の名産地ですが、わさびの生産でも全国トップを誇っています。お茶については2013年に、刈った草(ススキやササなど)を茶園の畝間に敷いて茶を栽培する、掛川周辺地域の「茶草場(くさちゃば)農法」が世界農業遺産に認定されました。それに次いで、わさびでは、葵区有東木(うとうぎ)地区で発祥して伊豆地区など各地に広がった、「畳石(たたみいし)式」という特殊な棚田での栽培が、2018年に同じく認定されたのです。世界農業遺産が複数地域ある県は今のところ静岡県だけです。
茶山テラスからの展望 東山茶畑
このような特別な農法がこの地で生まれたのはどうしてか?
高品質のお茶やわさびを作ることのできる秘密はどこにあるのか?
これらの伝統的な農法を守り続けることで里山の豊かな環境がどう維持されているのか?
今回のツアーでは、お茶とわさびという日本人には特に馴染みの深い食文化の2つの産品をとおして、自然の恵みを活かしてきた伝統的な農の技と、その技を育み受け継いでいくことで守られてきた豊かな生態系の姿を、味覚も含めた五感で感じ取っていただければと思います。
以下の「内容」にある訪問先の4箇所のリンク先をぜひご覧ください。それぞれ美しい写真を添えて詳しい案内がなされています。
●期日:2025年6月29日(日)
●行程
新横浜駅集合
8:00バス出発(※)
10:30静岡着 ★1:有東木わさび畑
12:30 バス発車(※)
13:30 掛川着 ★2:東山 粟ヶ岳ビューポイント
16:30 バス発車(※)
19:30 新横浜駅 解散
※バスで移動中に、当日の訪問先に関する情報やこれまでに実施したエコツアーを紹介する簡単な「車内セミナー」を随時行います。
●内容
★1:「わさびの門前」を訪問
江戸時代から400年17代続く日本最古のわさび農家から栽培についてお話しとわさび採り体験(1人1本)持ち帰り
※観光農園ではないので本企画のために特別に対応していただきます。
※なお、わさびは別途1本約3,000円(重量次第)で購入も可能です。
わさび料理専門店「うつろぎ」にて昼食
★2:茶文字の里・東山を訪問
傾斜地で刈ったススキなどを畝間にまいて育てた2番茶の季節に訪ねてお話もうかがいます。
東山いっぷく処にて東山産深蒸し茶飲み比べ体験など
●参加費:29,000円
・新横浜発着の往復で中型バスを使用し、そのバス代が含まれています。
・訪問先での体験費と昼食代が含まれています。
・現地集合解散をご希望の場合は条件付きでお受けできますので、ご相談ください(申込みフォームにその旨お書きください)。なお、その場合も参加費は同じです。
●お支払い:申込みをなさった方には個別に、参加費の振り込み方法をメールでお知らせいたします。
●定員:25名(往復バスツアー参加者が15名に達すれば実施することになります)
●申し込み締め切り:2025年5月31日(土)
●お申し込み(申し込みフォーム):こちらから
特別手配のツアーであるため、参加条件は市民研会員あるいは前2回のスタディツアー(※)参加なさった方々など、特別に認めた関係者となることをご了承ください。
※第1回 GIAHS山梨峡東地域ツアー(2023.09.29実施)
第2回 GIAHS武蔵野ツアー(2024.03.16実施済)
●お問い合わせ:市民科学研究室宛のメールフォームもしくは
お電話(03-5834-8328)で
●主催:NPO法人市民科学研究室
●受注型企画旅行運営:有限会社リボーン<エコツーリズム・ネットワーク>
●協力(案):旅ノ舎、わさびの門前、東山茶業組合など