2024年は戦争や自然災害の脅威に怯えながらも、スポーツ、文化、平和運動等の感動が再生へのエネルギーを与えてくれているように感じます。さて、2025年はどうなるでしょうか?
私の2024年は「別れ」の多い年でした。特に秋からの「別れ」は悲しさ、寂しさを倍加します。ふくしまオーガニックコットンプロジェクトを2011年から主宰し、孤軍奮闘でボランティアを要請されてきたYさんは亡くなる直前まで車椅子でコットン圃場に駆け付け、気力を振り絞って明るい声と笑顔を振りまいていらっしゃいました。彼女がいたから私はボランティアツアーを続けていたとも言えます。そして、ツアーに利用してきた「天ぷらバス」もバイオ燃料の供給難と車両の老朽化を理由に運行を終了しました。
大手旅行会社勤務時代の上司、Tさんのホテルでのお別れ会には業界の偉人らしくやはり多数の参列者がいました。ただ、私にとっては恩師であり仲人でもあり特殊な仕事を自由にやらせていただきました。私が担当していた大山のぶ代さん、小倉智昭さん、高島忠夫さん、遠藤周作さん他故人となられた有名人の方々とも旅のお話をご一緒にしていただきました。いい思い出です。
2024年元旦の能登半島地震の復興支援のために5月、一度だけボランティアツアー(天ぷらバス)を募集しましたが、夜行日帰り弾丸ツアーにも関わらず多くの方々が参加していただきました。オンライン参加の方々にも応援いただきました。
2025年は100年の4分の1から2へのスタートとして、過去に区切りをつけ、新たな一歩を踏み出したいと思います。ただ、小さく、ゆっくりとした一歩です。よろしければお付き合いください!
2024年12月30日 有限会社リボーン<エコツーリズム・ネットワーク> 壹岐健一郎