赤城自然塾 循環型社会システム体験エコツアー(第4回 シブヤ大学特別講座)

国内ツアー2010/08/01

終了しました。

  • 日程
    2010年10月10日(日)~11日(祝)1泊2日
  • 場所
    群馬県・国立赤城青少年交流の家とそれを囲む山々

シブヤ大学は、 「街がまるごとキャンパス」&「誰でも先生、誰でも生徒」をコンセプトに、毎月第3土曜日、渋谷のいたる所で授業を行っている団体です。

渋谷に住む・働く・遊びに来る人に向けて、この街のヒト・モノ・コト・バショを活かした学びの場をつくることで、新たな人のつながりを育むプラットフォームを築き、まちにおける豊かな生活に貢献しています。

シブヤ大学での「赤城ツーリズム」の開催は、実に4回目。年1回の開催です。

シブヤ大学の授業にまだ参加したことのない方、はじめてツーリズムに参加する人でも大丈夫。お一人での参加のほうがむしろ楽しめるぐらいです。

また、前回参加した方も、また参加していただけると嬉しいです。

■参加費

18,000円(往復バス代、食事4回分、宿泊費、プログラム費、保険等を含む

■募集定員

40名

■行程

1日目:1010日(日)> 食事:朝× 昼○ 夕○
07
30 新宿駅西口集合・受付
0800 新宿駅西口出発
1130 サンデンフォレスト到着 詳細はこちら
11
45 森づくりのお話、昼食
12
45 森づくり現場(室沢交流の森)へバスにて移動
下刈り、チッピング、チェーンソー体験、伐採体験
講師: 両角 衆 氏、石塚征人氏、田中洋助氏
14
45 リサイクルセンターへバスにて移動
サワガニの沢、どんぐり広場、オオムラサキ/

天蚕飼育ハウス を散策
1615 国立赤城青少年交流の家到着 オリエンテーション
16
30 「グループディスカッション」(研修室にて)
1830 ナイトプログラム
19
30 地元の方との夕食・交流会
21
30 消灯

2日目:1011日(月)> 食事:朝○ 昼○ 夕×
06
30 早朝森林散歩 (希望者)
07
10 早朝セレモニー・朝食
09
00 とんとん広場食農学習 講師:林 智弘 氏
11
30 昼食「福豚のしゃぶしゃぶ」
12
30 とんとん広場出発
13
15 「ぐんま昆虫の森」到着
13
20 「ぐんま昆虫の森」生きもの観察会

講師:矢島 稔(ぐんま昆虫の森 園長)
15
:58 都内へ(りょうもう34号赤城駅発)
18
00 東武浅草駅・解散
※尚、当日の交通事情により、帰りの際の到着時間が変更となる場合もあります。予めご了承下さい。

※帰路は連休最終日の渋滞回避のため、東武鉄道の特急利用に変更させていただきました。

■講師のお名前
10
10
石塚 征人(赤城南麓森林組合事業課長)
田中 洋助(ぐんま森林インストラクター会々長)
両角 衆 (赤城山自然農園)
1011
林 智浩 (林牧場福豚の里とんとん広場専務取締役)
矢島 稔 (ぐんま昆虫の森 園長)
■総合講師
壱岐健一郎(エコツーリズム・プロデューサー)

詳細はこちら

■共催

特定非営利活動法人シブヤ大学

 

申込書

(さらに…)

都市と農山村交流レポート~2008年10月シブヤ大学ツーリズム09より

レポート2009/01/26

「え、こんなに枯れてるの・・・」群馬県富士見村にある、「国立赤城青少年交流の家」の松林の立ち枯れの様子に、ショックを受けました。NPO法人シブヤ大学とリボーンの共同企画で開催している一泊二日の講座では、松枯れ林地の再生作業に参加します。酸性雨などが原因で弱った黒松が枯れ・倒れていく森で、私たちができる活動をします。どんぐりの木の苗を植えたり、炭を砕いて散布したり(土壌を中和して健全な状態にする効能がある)、近年に植えられた木の周りの下草を刈ったりして、参加者は森の保全作業に汗を流しました。

 

 赤城山は利根川の源流の一つです。首都圏の水源地の森が、大変痛んでいること。その一因が都市の大気汚染によるということ。地元の林業組合や環境活動家、元大学教授などが森の保全のための様々な地道な活動をされていること。それらの人々と少しでも共に活動して実感すること。たった半日の活動でも、都市に住む私たちには従来見えなかった、大切なことが、このツアーで見えてきます。

この日には、地元の方々の奮闘、活動の積み重ねを知って敬意を抱くのと同時に、みんなで作業をすること・自然に向き合うことの単純な楽しさも、味わうことができました。「炭を砕く作業で、みんな顔にも炭がついて黒くなっていくのが面白かった」「黙々と草刈りすることが、仕事のストレス発散になった」「植えた木が10年後にどう育っているか楽しみ」などと、参加者の感想の言葉もいろいろ出てきます。様々な参加者が集まるツアーでは、他の参加者の視点や感想の違いを知ることも、興味深い経験です。また、地元の方々にとっては、都市の青年がその土地に興味をもってくれること、土地の役にたつ活動をしてくれることが、喜びにつながるようです。

 

上下流域交流・都市-山村交流とは、実践的な地元講師陣と熱心な参加者が自然の中で協働しあい、エコ活動と旅の楽しさの相乗効果をうみだすツアーだと思います。赤城の山でみんなで植えたコナラの木々がどう育つのか・・・今後定期的に訪れたい土地が増えました。

吉永初美 (さらに…)