報告書が下記サイトに掲載されました。
第1回GIAHS山梨峡東地域ツアーレポート – 市民科学研究室 (shiminkagaku.org)
世界農業遺産とは、国連食糧農業機関(FAO)が、社会や環境に適応しながら何世代にもわたり形づくられてきた農業上の土地利用、伝統的な農業とそれに関わって育まれた文化、景観、生物多様性などが一体となった世界的に重要な農業システムを認定するものです。日本ではこれまでに11地域が認定されており、山梨県峡東地域は2022年7月に12番目の世界農業遺産となりました。
峡東地域は、日本のブドウ栽培発祥の地とされ、平安時代から果樹農業が盛んでした。扇状地の傾斜地に適応するために、多様な果樹品目を栽培し、独自の技術を考案してきました。その中でも約400年前に開発されたブドウの甲州式棚や草生栽培は、世界的にも珍しい農業システムです。また、果樹農業は、枯露柿やワイン醸造などの果実加工や観光果実園などとともに発展し、多様な文化や祭事を育んできました。
このツアーでは、峡東地域の果樹農業システムや文化を体感し、有機無農薬栽培の果樹園や加工施設を見学、地元の食材で作られた昼食を味わいます。また、ぶどう菩薩で有名な大善寺やワイン畑を一望できるぶどうの丘など、歴史や景観に触れることができます。このようなツアーは【エコツアー】と称し、近年環境省が推奨している貴重な自然遺産や文化遺産などの保全を通じた持続的な観光の新しい形の一つです。また、このツアーは有料にて後日動画配信の予定です。
◆実施日:2023年9月29日(金):実施することを決定いたしました
◆行先:山梨県峡東地域(山梨市、甲州市、笛吹市)
◆参加費用:1名10,000円
(全行程バイオ燃料バス利用、GIAHS昼食、世界農業遺産特別解説、農園視察含む。市民科学者育成塾参加者は半額)
オンライン視聴2,000円税別(後日配信)
◆ツアー成立人数:30 名(動画視聴参加含まず)
◆行程(予定):新宿駅西口(集合)8:00=<中央道>=現地ツアー終了後=<中央道>=18:00新宿駅西口(平日実施での解散予定)
※土曜の場合、現地や高速道の状況により帰着時間が遅くなること、予めご承知おきください。
◆申し込み:以下のボタンからお願いします。
あと数名の申込みを追加で受け付けています。9月22日(金)正午で締め切ります。ぜひお早めにお申し込みください。
※本ツアーは以下でもご案内していますhttps://www.shiminkagaku.org/csijecostudytour202309/