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「今こそ 何をSDGsすべきか?
観て、聴いて、ふれあい、絆を結びに行きましょう!」
1日目:3月31日(金)
阿蘇熊本空港(集合)11:00
=13:00★高千穂「おたに家」
棚田を眺めながら中山間地域の穀物農家とお話しします。
=15:00天岩戸神社
=17:00 ★古民家民宿 神楽の館(泊)
定員14名、追加希望者は6名まで近くの民宿で分宿
夕食:囲炉裏を囲んで伝統食(だご汁、お煮しめ、かっぽ鳥、棚田米のおにぎり等)
夜神楽:神楽の館での夜神楽鑑賞、関係者の方々との懇談、高千穂の歴史文化を
味わうことができます。
注:人数が14名以下の場合は高千穂神社での観光用の神楽の鑑賞にでかけます
2日目:4月1日(土)
9:00高千穂あまてらす鉄道
=11:00五ヶ瀬ワイナリー(昼食・見学)
=13:00★五ヶ瀬「宮﨑茶房」
=蘇陽峡、通潤橋
=15:00★山都町棚田復興プロジェクト
阿蘇山によって生み出された豊かな水系を農業に活かしたシステムと歴史を
見聞します。
=17:00道の駅そよ風パーク(泊)キッチン付きロッジ
夕食:有機のメッカ山都町のジビエと有機農産物の特別仕入によるオリジナル
レシピ夕食会(厳選した調味料、その他持ち込み) 懇親会
3日目:4月2日(日)
9:00幣立神社=高森千本桜=★南阿蘇GIAHS関係者、白川水源など訪問
=南阿蘇GIAHSお薦めの食事と買い物で時間調整 =16:00阿蘇熊本空港(解散)
※ハーフコース参加者は2日目の五ヶ瀬ワイナリーで合流
※オンラインコース参加者は★箇所からライブ配信(天候通信状況により変更あり)
※日程の都合上訪問できない地域、施設(例えば焼畑の椎葉村、ラナンキュラス
栽培の諸塚村など)の関係者からのお話もお聞きできるよう依頼中です。
【ご旅行条件】
A:阿蘇熊本空港発着3日間コース(3/31~4/2)
参加費 お1人様 66,000円 定員14名(ご希望が多い場合は追加6名)
B:途中参加 2日間コース(4/1~4/2)
参加費 お1人様 44,000円 定員6名
(1日目の熊本空港から集合場所までは高速バスをご利用いただきます)
C:オンライン参加3日間コース(3/31~4/2)
参加費 お1人様 15,000円 定員20名
•費用に含まれるもの:阿蘇熊本空港集合から解散までの交通費(貸切バス代)、
宿泊費(2泊4食)、昼食代(3回)、日程表の特別プログラム参加費(3日間)、保険
【 宿泊先】
1泊目:高千穂 古民家民宿 神楽の館(小さな施設を貸切で使用します。部屋は
3名から6名の定員利用で、最大14名まで。それ以上になった場合は、別の民宿に
宿泊いただきますが、夕食と神楽鑑賞は神楽の館でお済ませいただきます。)
2泊目:山都町 道の駅そよ風パーク(キッチン付きコテージを各棟4名で利用します。
注)2泊とも特徴のある宿泊施設で部屋数も限りがあるため、特に2泊目の夕食は
キッチン付きの部屋で簡単な調理もしていただくため個室をご利用いただくことが
できません。あらかじめご了承ください。ただ、やむを得ない事情で個室でなければ
ならない場合は全体プログラムに参加するのに不便である上に、追加費用がかかりま
すことをご承知の上でお申し出ください。お受けできる保証はできませんが、努力さ
せていただきます。
•費用に含まれないもの:集合解散前後の交通費、上記参加費以外の個人的費用(飲み
物代、お土産代、個室使用料など)
•ただし個室のご希望は確保できない場合もありますので予めご了承ください。
•※大和田順子氏(同志社大学教授)須川一幸氏(内閣官房 地域活性化伝道師)
野口慎吾氏(環境共生学博士)をはじめ多くの地元愛の強い有志のご協力により
本企画は実現しました。皆様に感謝申し上げます。尚、できるだけ直接「観る、聴く、
ふれあう」機会を盛り込んでいますが、変更になる場合はご了承ください。
【お問い合わせ・お申し込み】
•主催:特定非営利活動法人グレインズ・イニシアティブ
(代表理事 山本朝子)
•旅行企画・実施: 株式会社旅倶楽部
(登録番号:観光庁長官登録旅行業 第1-2043号)
•受託販売・運営: 有限会社リボーン<エコツーリズム・ネットワーク>
(代表プロデューサー 壹岐健一郎)
▶ お申込はこちらからお願いいたします ご記入フォーム
訪問先概要
★おたに家
代表取締役 今村康薦氏
※直接ご案内いただけることになっております。
•おたに家株式会社は2008年の創業以来、“食べることは創ることから”をキャッチ
フレーズに、厳しくも大きくて深い中山間地域 高千穂の山の中で農業を行ってきまし
た。
•創業当時、日本の食料自給率は、カロリーベースで40%でした。“50%に向上させ
よう!”が国のうたい文句でしたが、現在は38%(2019年)、あの頃の勢いはも
うありません。
•これからの日本の食糧事情はどうなっていくのでしょうか。“身土不二”「身」つまり今
までの行為の結果と、「土」身がよりどころにしている環境、は切り離せません。私た
ちは今の環境を受け入れ、風の吹くまま、雲の流れるまま土を耕し、肥やしを蒔き、種
を播いて黙々と農業を続けていきます。
•おたに家の農地は高千穂町内に散在する耕作断念地を借り受けて、無農薬、無化学肥料
を基本に農業を営んでいます。当初から、ただ生産するだけでは、生業(なりわい)を維
持できないと、飲食店(蕎麦店)の経営や加工品の開発・製造等を行ってきました。私
たちは持続可能な地域社会の一助となるべく、これからも泥臭く、マチの食文化の柱石
となり、ムラの地主様とその歴史に恥じぬよう生産活動を続けてまいります。
•化学的な農薬・肥料を使用せず自社栽培した農産品・高千穂の天然野草を使用して健康
茶(ごぼう茶・黒豆茶・ハトムギ茶・よもぎ茶・どくだみ茶・熊笹茶・桑の葉・ハーブ
ティー等)、おかず味噌、旨塩(つけ塩)、お菓子、雑穀(もち麦など)、特別栽培米
等を販売しております。
★古民家民宿 神楽の館 以下抜粋紹介
夜神楽 11月~2月
夜神楽とは、里ごとに氏神様を神楽宿と呼ばれる民家や公民館にお招きし、 夜を徹して
三十三番の神楽を一晩かけて奉納する昔からの神事で、国の重要無形民俗文化財にもな
っております。
幸多き秋の実りに感謝し、来年の豊穣を祈願するため神々に33番の神楽を奉納する他
に、一般向けに天岩戸神社の「天岩戸夜神楽33番大公開まつり」(11月3日)や高千穂神
社の「神話の高千穂夜神楽まつり」としても披露され、高千穂神社の神楽殿では年間を
通じて観光客向けに代表的な4番を毎夜演じています。
当館も12月の第1土曜日の夕方から翌日曜日のお昼前まで、地元の夜神楽の舞台として使
用されます。
代表的な4番
「手力雄の舞」
天照大神(あまてらすおおみかみ)が天の岩戸にお隠れになったので、力の強い手力
雄命(たぢからおのみこと)が天の岩戸を探し出すために静かに音を聞いたり、考え
たりする様子を表現してあります。
「鈿女の舞」
天の岩戸の所在がはっきりしたので、岩戸の前で天鈿女命(あめのうずめのみこと)
が八百余神(やおよろずのかみ)の前で天照大神を岩屋より誘い出すために舞った舞
です。
「戸取の舞」
天の岩戸の岩屋も岩戸の戸も所在がはっきりしたので、手力雄命が岩屋戸を取り除い
て天照大神を迎え出す舞で勇壮で力強く舞う舞です。
「御神体の舞」
別名国生みの舞とか酒こしの舞と申しますが、イザナギ・イザナミの二神が酒を作っ
てお互いに仲良く飲んで抱擁し合い、極めて夫婦円満を象徴している舞です。
★宮﨑茶房
代表取締役 日本茶インストラクター 宮﨑亮氏
※直接ご案内いただけることになっております。
•当園は昭和初期からお茶づくりを始め、平成19年より【宮﨑製茶】から【宮﨑茶房】に
なりました。
•農薬を一切使わないお茶づくりは【宮﨑製茶】の時代、昭和58年からです。
•農薬を一切使用せず、有機肥料のみを施したお茶づくりを長年続け、平成13年には有機
JASの認定も取得いたしました。
•おかげさまでそのお茶づくりを評価していただき、平成14年には農林水産祭にて
【天皇杯】を授与頂きました。
•これからも『飲んだら元気になるようなお茶づくり』を目標に安心なお茶をつくって
いきたいと思います。
★山都町棚田復興プロジェクト
地域活性化伝道師 須川一幸氏の論文より抜粋
都市農村交流による地域づくり ---五ヶ瀬の新しい試みの実証研究---
宮崎県西臼杵郡五ヶ瀬町は九州のまん中地域に位置し、大分県、熊本県、宮崎県の県際
市町村との交流を深め、観光では九州どまん中観光協議会(大分県4市町、熊本県9町
村、宮崎県2町の計15市町村で構成)で活発に活動している。 都市農村交流で全国
的に行われていることは、都市住民に向けて「田舎体験をしませんか」「体験交流に参加
しませんか」「特産品を定期的にお届けします」と、農村側からの呼びかけであり、それ
に応じた都市住民が観光目的に農村を訪れたり、農村の特産品を自宅に居ながら楽しめる
という一方通行の交流である。農村側がすべて準備し、ある時は行政の支援(補助金)を
仰ぎ、都市住民のために働くことである。 桑野内地区では、地区農民の「双方向の交
流を目指したい」「家族付き合いをしたい」「何度も交流したい」との気持ちを大切に、
ワイナリーと連携しつつ、五ヶ瀬流の都市農村交流ができないか実験をすることになっ
た。
交流人口との交流により、農業の新たな流通体制やシステムの構築を図り、平成9年よ
り「ぶどう栽培」という新たな農業技術の導入を図り、平成7年から始まった「地鶏料理
の研究」による地鶏の生産(五ヶ瀬の卵は契約栽培により福岡市の石村萬成堂から「五ヶ
瀬プリン」等として販売されているや高冷地(平均標高620m/日本最南端のスキー
場・五ヶ瀬ハイランドスキー場や400種以上の貴重な高山植物がある)の寒暖の差を活
かした花(カーネーションや菊)や高原野菜(特に夏秋野菜)の生産が活発に行われるよ
うになり、江戸時代から生産されていた釜炒り茶「五ヶ瀬みどり」とともに地域の経済の
発展に寄与している。 さらに、交流の時に披露される「桑野内神楽」「古戸野神楽」
や「団七踊り」「五ヶ瀬太鼓・流鼓」の郷土芸能の伝承により、老若男女問わず住民の郷
土意識の向上を図っている。 また、画家(興梠義孝氏:ハワイ在住の桑野内出身画
家。2ヶ月間里帰りし、地元で制作活動と小学生向けの絵画教室を開催)や現代彫刻家
(奥村羊一氏:平成9年より夏休み期間中約1ヶ月間、古戸野神社境内でオープン制作活
動=夕日の里ふれあい彫刻シンポジウム。完成した彫刻ではなく、制作活動そのものが交
流素材)が桑野内地区で地域に溶け込み制作活動している。 このような地域文化の発
展と都市農村交流活動に参画することにより地域住民に誇りと自信が生まれ、一層の地域
の活性化につながっている。
★南阿蘇GIAHS関係者訪問
「世界農業遺産・阿蘇の農業の未来を考えるシンポジウム」に参加して
NPO法人エコツーリズム・ネットワークジャパン 代表理事 壹岐健一郎
阿蘇には世界最大級のカルデラ周辺に草原が広がっており、1000年以上も前からその平
原を利用した、持続可能な循環型農業が続けられ、その結果として自然環境の保全がされ
てきました。
今では阿蘇の草原は絶滅危惧種を含む約1600種の草原性植物とそこに棲息する約250種の
鳥類・蝶類の宝庫となっています。また、「あか牛」をはじめとした肉用牛や「阿蘇高
菜」などの在来野菜など、特産品を生み出す場としても重要な役割を果たしています。
「阿蘇の草原の維持と持続可能な農業」として2013年に世界農業遺産(GIAHS)に認定
を受けました。
しかし、平成28年の熊本地震で大きな被害を受けた南阿蘇村では、元来の少子高齢化や
農業人口減少に加えて人口流出などの問題も生じ、 農村の維持や農業のあり方について
暗中模索の状況にあります。・・・・・ (2013年の上記シンポジウム案内書から抜粋)
筆者は国内で唯一の廃食油燃料(BDF)で走る天ぷらバスを2006年より運行させている関
係で、同時開催となった「第18回全国菜の花サミットin南阿蘇」にワーカーズコープの皆
さんと参加しました。あれから10年、SDGsツーリズムとして世界農業遺産の地域を紹介し
て、新たな成果を得られる段階になりました。関係者のお話を聞きつつ、今回のツアーの
まとめをしたいと思います。
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